・・・ 玉置寛明のblog ・・・

2015年

8月

31日

淡路島 室津海岸と南あわじウインドファーム風車探訪 8/26~28 二泊三日の旅【1】初日 室津ビーチ編

このホームページ内ブログの更新、半年以上ぶりになります。
活動はいろいろ続けているのに、どうも継続して日記をつけたりするのは昔から苦手で・・・
まあそれは置いといて、この夏も本当に終わりという8月末に友人と二人で海や山やを訪れて来まして、写真を交えて旅の感想などを記したいと思います。

浜辺にかわいい砂団子の兄弟?が
浜辺にかわいい砂団子の兄弟?が

~はじめに:旅の目的~

まず最初に旅の目的と、そこを選んだ理由を簡単に書きます。

 

初日の目的地は室津海岸(室津ビーチ)。そこの海の家を経営してらっしゃる方と今年5月に京都で行われた音楽等複合イベント、グレートラックフェスティバルでお会いして意気投合したことがきっかけで、この夏ぜひ訪れたいと思っていた場所でした。

 

二日目の目的地は、南あわじウインドファーム。大規模な風力発電設備なのですが、僕が風力発電設備、というより風車そのものを見たいと思ったのは・・・僕の好きなファルコムレトロゲームのマニアであり、格好いいドラマー・音楽家の岡島俊治さんが大の風車好きで、ファンタジックな印象も想起させられるような素晴らしい風車の写真、そして探訪記を書いておられたのを見て面白そうだなと思ったことがきっかけです。

岡島さんのツイッターの風車関連の記事にリプライを送り、やり取りさせて頂いた中で、ぜひ一度風車を見に行って写真撮ってきます!とお伝えしたことを実行したかった。

そして調べてみると今回行く淡路にちょうど風車があるじゃないの!ということで・・・南淡をサイクリングがてら、風車を見て回ることに決めました。

JR舞子から淡路島を臨む
JR舞子から淡路島を臨む

~初日:室津ビーチ~

昼頃、JR舞子駅で友人(非常に遠方から無理して来てくれた)と待ち合わせ、高速バスで明石海峡大橋を渡って淡路島へ。北淡ICで下り、残暑の日差しの中漁港の町をしばらく歩いて室津ビーチに到着!

実はもう海の家は23日に終わっていたのだが、なんと僕らが行くからということで特別に開けて下さってました!!申し訳ない、けど本当に嬉しかったです!ありがたい!!

室津ビーチ。淡路島西海岸にあり視界がすごく開けていて、広々とした綺麗な景色です。シーズン終わった後に行ってしまったのでプライベート状態!友人が運悪く海に入ってすぐに足を怪我してしまい、彼は海辺のごみ拾いするよと、足をかばいつつ頑張っていたのですが、僕はちょっと手伝った後、非道にも一人で海水浴を堪能してしまうのでありました(汗笑)久しぶりに泳いで気持ちよかった・・・

写真左からむつみさんのお母様、僕、友人
写真左からむつみさんのお母様、僕、友人
写真左から僕、友人、むつみさん
写真左から僕、友人、むつみさん

Beach House Okano は最初にも少し書きましたが、とあるイベントで知り合いになった岡野むつみさん(写真右の右端)がご家族で経営されている海の家です。メニューがとっても豊富でしかも非常に美味しい!!

むつみさんはパティシエをされているとのことで、お母様(写真左の左端)とともにその腕を料理に活かされてるわけですね!

地元の食材(淡路牛、玉ねぎなど)を使ってるというのも良い!

僕らは淡路牛カレーと焼きそばを注文しましたが、嬉しすぎることに、お父様が海で獲ったタコの生姜醤油や唐揚げ、おでん、手作り!のところ天まで、頂いてしまいました・・・!!!ほんとうに、どれもおいしいのです。
楽しくお話もさせてもらい、最後はなんとトラックで民宿まで送って頂き、もう感謝しきりでした。Beach House Okanoの皆さん、本当にありがとうございました!!また絶対行きます!!!

一日目は「民宿しま」さんに素泊。

左の写真では栄亭と書いてありますが、ちょっとよくわかりません(笑)どうも経営されてる方は同じで、推測ですが栄亭か「しま」のどちらか空いてる方に泊まることになるのかもしれません。

夕日の見える風呂場と綺麗な和室がとても良かったです。二日目、風車探訪の自転車珍道中に続きます。

 

 

 

 

・・・深く考えず素泊にした為、このあと真っ暗かつ歩道もない夜道(しかも大型トラックも走っててあぶない)を延々コンビニ目指して男二人で歩きまくったのは内緒です(笑)・・・orz 食べるとこ、空いてる時間、ちゃんと調べとかないとね・・・

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2015年

8月

31日

淡路島 室津海岸と南あわじウインドファーム風車探訪 8/26~28 二泊三日の旅【2】二日目 自転車珍道中編その1

~二日目:南あわじウインドファーム~ 

民宿しまを朝早く出て、またバスで今度は南淡の福良に向かいます。

目的の風車探訪は午後からで、午前中は淡路人形座(写真)で人形浄瑠璃を見る予定だったのですが、ぐわ!休館日!前回からお読みの方にはもうお気づきかもしれませんが・・・そう、今回の旅、計画がだいぶずさんだったのです。言い訳すると出発前何日か、私事で忙しかったからなのですが・・・いやほんと、友人には迷惑かけました。友人よ申し訳なかった。

まあでも時間が空いたのでお土産屋を一回り見てから、いらない荷物をコインロッカーに預け、早めに自転車を借りて風車探訪に出かけることに。片井オートサービスでママチャリを二台借り、簡単な地図ももらい、見たところ海沿いにずっと行けばいいみたいなんで(雑)とりあえず出発しました。スタートの福良を中心にして、まず西側の南あわじウインドファームに行き、福良に戻り、少し東の風車が一基だけ立っている南淡風力施設にも行く予定でした。


・・・この時点ではあんな大変なことになるとは思っていなかったー。(笑)


今日泊まる民宿などを横目に福良の港をのんびり進みます。多少道を間違えたりしつつも、友人のスマホのGPSに助けてもらいながら順調に進んでました。

綺麗に海を見渡せる場所に出る。ふと、対岸にあとで回る予定の南淡風力の風車(そのときはそう思っていたが、どうもそれより手前にあるホテルニューアワジ内の風車らしい)を見つけ、慌ててツイッターに呟こうとするも、古い機種なのと暑さのせいか強制終了してしまう。電池だけ無駄に減っていくので、クライマックスだけでもリアルタイムで呟くべく、一旦スマホは電源を切り、カメラで写真のみ残す作戦でいくことにした。

そんなこんなでママチャリこぎこぎ進んでいると、なんか段々道のアップダウンが激しくなってきた…。先も長いし、二人とも特に鍛えてる訳でもないあらさー男なので登りは押してゆく。ロードレーサーに乗った日に焼けて精悍な男性に時々追い抜かれる。後から聞いたが、淡路でも特に登り下りがきつい場所だったらしい。

想像以上にきつい、とはいえ頑張っていると、ついに、第一目的地の南あわじウインドファームと思われる風車郡をそんなに遠くない(ようにそのときは見えた)山上に発見!


が!しかし!!

ここにきて友人のママチャリがパンクしてしまった!!!

どうする!片井オートサービスさんに電話して取りに来てもらわないといけないが、一緒に福良に帰らないといけなくなる!?このまま押してウインドファームまで行って、でもとても自転車押したまま徒歩で帰れる距離ではない・・・しかしここまで来て・・・!(暑さと焦りとで混乱していたのだろうか?ーついでに腹も減ってきてたーパンクの修理だけしてもらって旅が続けられる、との考えはこのとき浮かばなかった。)

結局、目的地まで頑張って自転車を押して行き、そこでレンタル屋さんに電話して費用はかかるだろうが、僕らごと乗せて帰ってもらう、という案が採用された。

ついでに言うと、このとき僕は自分の携帯電話を出発地のロッカーに忘れてきたことに気づいた。(僕はスマホはネットの為だけに持っている=電話には使えない)つくづく最低だが、友人にお願いして電話を借りるしかない・・・

【その2に続く・・・】

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2015年

8月

31日

淡路島 室津海岸と南あわじウインドファーム風車探訪 8/26~28 二泊三日の旅【2】二日目 自転車珍道中その2

【その1から続き】

福良から南あわじウインドファームへママチャリで向かう山中、友人の自転車の前輪がパンクしてしまった!!レンタル屋さんに電話して修理だけしに来てもらうということはなぜか思いつかず、とにかく目的地まで押して歩いて行くことに決めた我々。しかしお腹が空きすぎて、何か食べないことにはどうにもならぬ、ということで近辺で食べるところを探すことにしました。

・・・・・・・

なぜ我々はこんな高級そうなホテルの料亭にいるのだ・・・??

安く済ます為に夜は民宿で素泊りして、交通費もできるだけかからぬように自転車レンタルして回っていたのではなかったか・・・??

 


とまあ、それは半分冗談ですが。そのとき僕らは山を越え、淡路西岸の海辺の町:阿那賀というあたりにいたのですが、簡単に食事できそうな店が無い。どうもいくつかあるホテルか旅館のレストランを利用するしかない、ということになり、入口は一見ライトな感じもする?

ホテルアナガ http://www.hotelanaga.com/index.html にママチャリ押し押し&汗だくで入っていったわけです。

駐車場が広いな?とか思いつつ奥に進むと、綺麗なエントランスで、黒い車をドアマンが出迎え、着飾った方々が入って行ってるではありませんか。

正直、これはやばかったかな、と思って車を迂回して歩いていると、そのさっぱりした若いドアマンが、「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる。

まあ他を探すのもあれだしと、食事だけできるかと聞き、一応値段も軽く尋ねてみると、和洋あるので一度メニューをご覧になって下さい。とのこと。

誰もママチャリなんて停めてない中、端のほうに駐輪させてもらい中へ。

僕が振った塩がちょっと盛り付けを乱してます
僕が振った塩がちょっと盛り付けを乱してます

メニューを見せてもらうと、まあ心配していたほど高額な値段ではなかったです。お昼のセット的なのは和食の方があるとのことで、丁寧な仲居さんのいる料亭へ。僕は天婦羅淡路ヌードル(写真)を頂きました。新しいご当地グルメである淡路ヌードルはコシのあるそうめん、といった感じで、サックサクの天婦羅と相性ばつぐん!!

とっても美味しかったです!!

友人は天婦羅丼だったかな?とにかく、これで元気が出ました!!

(余談ですが、ここで僕のスマホは電池なくなりました。古過ぎてもうあかん・・・替え時)

 

爽やかなドアマンに見送られ、再び山中を北へ進みます。

(写真は先を行く友人の背中)

美味しいものでお腹膨れて、足が軽い!

友人のスマホの助けで道をしっかり確認し、山道を進むと・・・

(この辺りまでまた風車群は視界から消えてました、山の上にあるのに、案外見えないものです)

出た!!!!

ゆっくりと回っている・・・

かなりの大きさであることを近づくほどに感じます。

やっと、到着しました!!

南あわじウインドファーム!!

中に入って見学することが可能です!

おおぉ・・・まっ白。ブレード(羽根)がまさに剣みたい。

海に面してて・・・ゆっくり回ってる風車と相まって雄大です。


回っている音、ほとんどわかりませんでした。想像していたよりだいぶ静かです。ときおり風車が回る音とは別のモーターの作動音のようなものが聴こえました。これは後ろ姿ですが、羽根の付け根の箱のようなもの(ナセル)やブレードの形、真っ白なペイントなどから総じて現代的なスマートさを感じました。

見学するには、やはり山道を登っていく必要があります。


職員さんが、眺望がいいのでと勧めてくださった15号機に近づいて行きます。

太陽がいい感じの位置に。

先を行く友人との対比で風車の巨大さがわかります。ここの風車を見たとき、本当にすげえ!と心から思いました。

上手くつなげられませんでしたが、海がよく見える場所に立っていた風車を見上げて撮ってみました。太陽を綺麗に背にして、幻想的な雰囲気を放っていました。が、僕の写真ではやはり雰囲気を伝え切れません。

一つが神戸のポートタワー並みの大きさの風車が15機もあるそうです。まだまだ奥まで行けたのですが、早く自転車レンタル屋さんに電話しないといけないし(レンタル時間超過の前に事情を説明したかった)、荷物を預けている福良にあるロッカーの営業時間に帰れなくなる、ということで今回はここまでであきらめました。

ブレードの展示。超デカい
ブレードの展示。超デカい

もうええわ!と思われるかもしれませんが、最後にまたハプニングが待っていました。

レンタル屋さんと連絡はとれたものの、自転車は運べるが人は運べない(助手席に乗せても一人だけ)とのことで、歩くか、タクシー呼ぶしかないという状態に!

ああ、僕が無計画なのが悪いんだもの。適当過ぎるサイクリング計画。予想よりはるかに大変な道のり。ママチャリで山越えて普通ここまで来ないのでしょう。自転車もカンカン照りの山道を高速で駆け下りたり、無理して登ったりパンクもするのでしょう。友人には無理させて、電話まで借りる始末。とてもとても歩いて帰れないし、わかりました!僕がタクシー呼ぶよ!!!

と、覚悟を決めたそのとき!!!!

職員のお兄さん「自転車も積んで送ってあげる」

!!???!!ほんまによろしいので!?!!

本当に送って下さいました・・・!!!!

日々の風車点検の仕事で真っ黒に焼けた、髭が印象的なお兄さん、バンの後ろに積んだハーネスなど仕事道具を事務所に下ろし、自転車二台を見事に積んで下さり、僕ら二人を福良まで乗せて帰って下さったのです。

車内で、いろいろ風車のお話をして下さいました。

この南あわじウインドファームの15基の風車の出力はそれぞれ2500kwで、できた当時日本でもこれだけ大きな風車を揃えている所は珍しかったそうです。その後もしばらくは大きさでは負けなかった。でもその理由は、この2500kw発電の機種が故障が多いことがわかり、その為出力1500kwの小さめの風車が全国で使われた為だということで、興味深い話だと思いました。最近はまた3000kwとかのさらに大きなものも使われてだしているそうです。

他にも、自分は風車の中を登って点検・修理する仕事をしているが、風車は大きいものには昇降補助装置があることが多いのに、ここのは付いてなく、100m近くある高さを梯子で上り下りしてる、など。風車の中は下から空気を上に向かって換気する装置はあるものの、夏場は入ったらすごい熱気らしく、本当に大変な作業のようです。

見学者の中には、小学生の風車博士がいて、逆に質問するくらい風車に詳しいんだとか。その子は南あわじウインドファームの風車の形が好みだそうで、何度か訪れているらしいです。

ついでに、僕ら二人みたいにママチャリで見学に来たやつは、これまでいなかった(笑)そうです。情けないような、ちょっと誇らしいような(違う)


お兄さんは福良のローソンで僕らと自転車を下ろしてくれ、勿論僕らはお礼を言ったのですが、あまり気にしないでいい、よかったらまた来て、と去って行かれました。

今度また、きっと次こそは風車残りも全部、必ず見に行かせてもらいます。


職員のお兄さん、本当にほんとうに、ありがとうございました!!!

その日泊まった宿からも風車が見えてました。
その日泊まった宿からも風車が見えてました。

そのあと、片井オートサービスに自転車を返しに行きました。状況は伝え了解をもらっていたのですが、レンタル時間は大幅に超過しており、当然支払うつもりでした。

それがなんと、パンク修理代だけでよいと言ってくださり・・・

なんだか今回の旅行では、会う方皆さん本当に優しい方ばかりで、助けられっぱなしでした。

その夜は福良の民宿とみ栄荘でゆっくり休み、次の日朝にはバスで神戸へ戻りました。

 

長々と書いてきましたが、読んで下さった方どうもありがとうございました。計画はやはりちゃんと立てないといけないと、身に沁みました。

多くの方の暖かさに支えられ、僕のこの旅の目的はひとまず達成できました。友人にも迷惑かけましたが、ちょっとは楽しんでくれてたんじゃないかと思ってます。室津の海、南あわじの風車、行く前より好きになりました。もしこれを読んで興味が湧いた方いらっしゃったら、ぜひ行ってみて下さい!

それでは、玉置寛明音楽制作所の全然音楽じゃない内容の日記でしたが、お付き合いありがとうございました!!制作もこれまで以上に気合入れて頑張ります!!M3-2015秋にてインストCD第二弾頒布します!ぜひお越し下さい

参考:南あわじウインドファームホームページ

http://www.cef.co.jp/about/wind_awaji/

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